マレーシアの携帯電話事業者Maxisの加入数が判明、ポストペイドは13四半期連続で減少
- 2016年11月01日
- 海外携帯電話
マレーシアの移動体通信事業者であるMaxisは2016年第3四半期の決算発表資料を公開して業績などを発表した。
Maxisの携帯電話サービスの加入数は1,204万6,000件で、前四半期の1,224万9,000件から減少した。
2015年第2四半期に1,326万9,000件を記録して以降、2015年第3四半期から5四半期連続で加入数を減らす結果となった。
すべての加入数のうちプリペイドが908万5,000件、ポストペイドが296万1,000件となり、比率はプリペイドが約75.4%、ポストペイドが約24.6%でプリペイドが圧倒的多数となる。
プリペイドは2015年第3四半期から5四半期連続で減少し、ポストペイドは2013年第3四半期から13四半期連続で減少しており、特にポストペイドが厳しい状況である。
マレーシアリンギットベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は50マレーシアリンギット(約1,252円)で、前年同期および前四半期の49マレーシアリンギット(約1,227円)からわずかに増加した。
プリペイドのARPUは36マレーシアリンギット(約901円)で、前年同期の35マレーシアリンギット(約876円)、前四半期の34マレーシアリンギット(約851円)から増加しており、ポストペイドのARPUは100マレーシアリンギット(約2,504円)で、前年同期の97マレーシアリンギット(約2,428円)からは増加したが、前四半期の101マレーシアリンギット(約2,529円)からは減少した。
収益は21億5,600万マレーシアリンギット(約539億円)で、前年同期の21億6,600万マレーシアリンギット(約541億5,000万円)から減少したが、前四半期の21億200万マレーシアリンギット(約525億5,000万円)から増やした。
サービス収益は21億1,300万マレーシアリンギット(約528億2,500万円)となり、前年同期の21億5,400万マレーシアリンギット(約538億5,000件)から減少したが、前四半期の20億5,500万マレーシアリンギット(約513億7,500万円)から増加した。
プリペイドによる収益は10億2,200万マレーシアリンギット(約255億5,000万円)で、前年同期の10億7,400万マレーシアリンギット(約268億5,000万円)から減少したが、前四半期の9億5,900万マレーシアリンギット(約239億7,500万円)から増やしている。
収益性が高いポストペイドによる収益は9億6,000万マレーシアリンギット(約240億円)となり、前年同期の9億7,200万マレーシアリンギット(約243億円)、前四半期の9億7,500マレーシアリンギット(約243億7,500万円)から減少した。
前年同期比で人口カバー率はGSM方式が95%から96%に、W-CDMA方式が91%から94%に、LTE方式が55%から81%に拡大し、LTE端末の稼働台数は240万台から420万台に増加、LTEネットワークの月間データ通信容量は2.3GBから4.4GBに増加した。
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