中国のLeEcoが資金難を認める、盲目的な事業拡大が影響
- 2016年11月09日
- その他モバイル端末
中国のLe Holdings (楽視控股)は資金難の状況を認めたことが外国メディアの報道で分かった。
複数の中国メディアや台湾メディアなどがLe Holdingsは資金難の状況にあり、サプライヤへの支払いも滞納していると報じていた。
Le Holdingsの董事長は各報道を受けて従業員に対して資金不足を認めるとともに現状と今後について説明しており、その内容を外国メディアが伝えている。
Le Holdingsはブランド名をLeTVとして中国におけるオンライン動画配信事業を主要事業としていたが、スマートフォン事業、テレビ事業、電気自動車事業、スポーツ事業など様々な分野に参入し、ブランド名をLeEcoと変更してグローバル展開も加速した。
しかし、急速な事業展開が裏目に出ており、董事長は盲目的に事業の多角化を進めたが、実際には資金は限られており、事業を過剰に拡大したと資金不足の状況を認めた。
また、董事長は給料を1人民元(約15円)に減額し、これからはコスト削減にも取り組み、事業拡大よりも既存事業に焦点を当てる計画としている。
Le Holdingsはスマートフォンの販売は大幅に伸びており、ロシアや米国などグローバル展開も強化しているが、一方でVIZIOを買収することで合意し、電気自動車事業には莫大な資金を注ぎ込むなど過剰な投資が続いていた。
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