SoftBank Groupが衛星通信のOneWebに10億米ドルの出資
- 2016年12月20日
- SoftBank-総合
SoftBankは米国のOneWebに10億米ドル(約1,180億円)を出資することで合意したと発表した。
OneWebとSoftBank GroupはSoftBank GroupおよびOneWebの既存株主がOneWebに12億米ドル(1,416億円)を出資することで合意したという。
OneWebに出資する12億米ドルのうち10億米ドルがSoftBank Groupからの出資となり、特定の取引条件を満たすことや関連当局からの認可取得を前提として2017年第1四半期中に取引を完了する予定としている。
OneWebは米国に本社を置く企業で、世界中の何十億もの人々にインターネットアクセスを提供できる低軌道衛星コンステレーションによるコミュニケーションネットワークを構築し、従来比で低廉なインターネットアクセスをすべての人々に提供することをミッションとして掲げ、最大10Tbps以上もの大容量のキャパシティを有するネットワークは移動体通信事業者やインターネット接続サービス事業者によるサービスの提供エリアの拡大に活用可能で、米国を含めた世界中の個人、法人、学校、医療機関、その他の利用者に対して低価格で音声通話やデータ通信を提供可能とのことである。
12億米ドルの出資を受けることでOneWebは革新的な技術開発と世界で唯一の大量衛星工場の建設が促進され、米国のフロリダ州に位置するエクスプロレーション・パークで開設する新工場では1週間あたり15基の衛星を従来より低廉なコストで製造し、衛星の製造や打ち上げ、衛星通信網の構築や運用への取り組みを加速するという。
エクスプロレーション・パークの新工場では2018年より衛星の製造を開始し、2022年までにインターネットに接続されていない世界中の全学校にインターネット接続を提供し、個人向けブロードバンド、コネクテッドカー、モバイルネットワークのバックホール、IoTなどに関わるグローバルマーケットにもOneWebの先端技術を活用するとしている。
また、今後4年間で技術、製造、関連支援業務に関わる約3,000人分の新規効用を創出すると見込んでいる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。