UQ CommunicationsがWiMAX 2+の速度制限ポリシーを変更
- 2016年12月22日
- KDDI-総合
UQ CommunicationはTD-LTE方式と互換性を確保したWiMAX Release 2.1 Additional Elements (WiMAX R2.1 AE)方式によるWiMAX 2+サービスにおいて、2015年4月1日より運用を開始していた混雑回避のための速度制限について、2015年7月15日から利便性の高い運用方法への準備が整うまで暫定運用を行っていたが、利用状況などを踏まえて2017年2月2日より速度制限のポリシーを変更する。
より多くの利用者の利便性向上およびネットワーク利用の公平性確保の観点から様々な検討を重ねたうえで変更すると説明している。
大きく分けて、速度制限が発動する利用データ通信量、制限時間、制限後の最大通信速度の3点が変更される。
速度制限が発動するデータ通信量は現行が3日間で3GB以上を利用した場合、変更後が3日間で10GB以上を利用した場合となる。
制限時間は現行が3日間のデータ通信量が3GBを超過した日の翌日13時頃から翌々日13時頃まで、変更後が3日間のデータ通信量が10GBを超過した日の翌日のネットワーク混雑時間帯となる。
ネットワーク混雑時間帯の目安は2017年2月時点では18時頃から翌日2時頃までとするが、2時前より継続して利用している通信については2時以降も最大で6時頃まで速度制限を継続することがあり、セッションを一度切断すれば速度制限が解除されるという。
制限後の最大通信速度は現行がYouTubeの動画の標準画質レベルが視聴できる速度、変更後が概ね1Mbpsとしている。
1Mbpsの通信速度Youtubeの動画の標準画質レベルが視聴できる速度と説明しており、また2015年7月15日からは暫定運用として制限後の最大通信速度をYouTubeの動画のHD画質レベルが視聴できる速度以上に緩和していたという。
2017年1月30日から2017年2月1日の3日間を最初の適用期間とし、新たなポリシーにおける速度制限の初回適用は2017年2月2日となる。
なお、通信速度の実測値は電波環境などに応じて制限前後に関係なく1Mbpsを下回る場合もあるため注意しておきたい。
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