LGエレクトロニクスが2016年Q4の業績速報値を発表、スマホ不振で6年ぶり赤字転落
- 2017年01月06日
- 海外携帯電話
韓国のLG Electronicsは2016年第4四半期の暫定業績を発表した。
暫定業績は業績の速報値であり、韓国採択国際会計基準に基づいて推定された売上高予想および営業利益予想となる。
最終的な数値とは異なる場合もあり、しばしば修正が入ることもあるが、株主や投資家に対して迅速に情報を提供する目的で暫定業績を公表している。
2016年第4四半期の連結売上高は14兆7,819億韓国ウォン、営業利益は353億韓国ウォンの赤字となった。
連結売上高は前年同期比で1.5%の増加、前期比では11.8%の増加としているが、営業利益は赤字転落した。
2016年通年の連結売上高は55兆3,712億韓国ウォン、営業利益は1兆3,377億韓国ウォンの黒字で、連結売上高は前年比で2%の減少、営業利益は12.2%の増加としている。
LG Electronicsが四半期ベースの業績で赤字を記録するのは6年ぶりとされている。
スマートフォン事業を手掛けるMC (Mobile Communications)事業本部が不振で、2015年第2四半期から192億韓国ウォンの赤字、936韓国ウォンの赤字、609韓国ウォンの赤字、2,022韓国ウォンの赤字、1,535韓国ウォンの赤字、4,364韓国ウォンの赤字を記録し、そして2016年第4四半期は4,800韓国ウォンの赤字を記録すると推定されており、MC事業本部の業績は深刻化している。
これまではMC事業本部の不振をその他の事業で埋めていたが、2016年第4四半期はMC事業本部の赤字幅拡大がLG Electronicsの業績に大きく影響を与えたと思われる。
最終的な連結売上高、営業利益、事業本部別の業績などは2017年1月末にLG Electronicsが開催する予定の業績説明会で発表する計画である。
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