Vodafone IndiaとIdea Cellularが合併を発表、インド最大の携帯電話事業者が誕生へ
- 2017年03月20日
- 海外携帯電話
英国のVodafoneとインドのAditya Birla Groupはインドにおける携帯電話事業の統合することで合意したと発表した。
インドではVodafoneはVodafone Indiaを通じて、Aditya Birla GroupはIdea Cellularを通じて携帯電話事業を手掛けている。
これまでよりVodafoneとAditya Birla GroupはVodafone IndiaとIdea Cellularを合併させる方向で交渉中と正式に認めていたが、最終的にVodafone IndiaとIdea Cellularを合併させることで合意に達した。
合併後の合弁会社の持株比率はVodafoneが45.1%、Aditya Birla Groupが26%となり、Aditya Birla GroupはVodafoneから株式を追加取得する権利を有する。
合併から4年までにVodafoneとAditya Birla Groupの持株比率が均等ではない場合、VodafoneはAditya Birla Groupに株式を売却して持株比率を均等化する方針である。
インドにおける携帯電話事業者の加入件数ベースのシェアは2016年12月末時点の統計ではあるが、12社のうちVodafone Indiaが2位、Idea Cellularが3位であり、合計すれば35.06%で4億件超の加入件数となる。
また、インドでは1位のBharti Airtelは8位のTelenor (India) Communicationsを買収することで合意しているが、Bharti AirtelとTelenor (India) Communicationsの合計は28.41%となるため、Vodafone IndiaとIdea Cellularの合計を下回る。
したがって、加入件数ベースで中国に続く世界で2番目の規模を誇るインドの携帯電話市場において、Vodafone IndiaとIdea Cellularの合併後の合弁会社は最大の携帯電話事業者となる。
各規制当局による承認を前提として、2018年中に取引が完了する予定としている。
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