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韓国の釜山都市鉄道でLTE-Rを商用化



韓国のSamsung Electronicsは韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomおよび釜山都市鉄道を運航するBusan Transportation Corporation (釜山交通公社)と共同で釜山都市鉄道におけるLTE-Railway (LTE-R)を商用化したことを発表した。

2017年4月20日に開通した区間も含めて、釜山都市鉄道1号線の全区間にあたる40の駅と約41kmの沿線をLTE-Railwayでカバーしている。

試験運用を2017年2月9日より実施していたが、釜山都市鉄道1号線の全区間の開通日となる2017年4月20日より正式な運用を開始した。

LTE-RailwayはLTE方式をベースとして鉄道の運行管理業務などに活用できるよう開発されており、2010年よりKorea Railroad Research Institute (韓国鉄道技術研究院:KKRI)が主導して開発を手掛け、2014年10月には韓国で標準化を完了したという。

これまで釜山都市鉄道ではVHF帯を用いた列車無線で運行管理業務を行っていたが、それをLTE-Railwayに置き換える。

LTE-Railwayにより運行管理員の個別通話、グループ通話、緊急通話、災害時の通知、LTEベースの様々なマルチメディアサービスを実現するとのことである。

Samsung Electronicsはほかの路線でもLTE-Railwayの導入に向けて取り組んでおり、原州江陵線におけるLTE-Railwayは世界初の高速列車向けのLTE-Railwayになるとしている。

Samsung Electronics

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