UAEのドバイ国際空港、パスポートの代わりにスマホで出国できるシステムを導入
- 2017年06月13日
- 海外携帯電話
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国で旅券の代わりにスマートフォンを使用して出国できるシステムの運用が始まった。
ドバイ首長国のドバイ居住外事総局(General Directorate of Residency and Foreigners Affairs-Dubai:GDRFA Dubai)はUAE Vision 2021に沿ってUAE Wallet Projectを実施している。
UAE Wallet Projectの取り組みではアラブ首長国連邦の国民や居住者の旅券情報、居住査証、首長国IDなど公的書類を電子的に統合し、簡単かつ迅速な行政サービスを受けられる。
ドバイ国際空港(DXB)ではUAE Wallet Projectを活用したサービスとして、旅券の代わりにスマートフォンを使用して出国することが可能となった。
UAE Wallet Projectは専用のアプリケーションとしてUAEWalletを用意しており、旅行前に必要な情報をUAEWalletに登録すればUAEWalletのアプリケーション内で専用のバーコードを生成できるため、出国時に電子ゲートでスマートフォン上に表示されたバーコードを提示するだけで出国できる。
なお、UAEWalletはOSにAndroidまたはiOSを採用した端末に対して提供している。
UAEWalletを活用することでスマートフォンが旅券となり、旅行者はスマートフォンだけを使用して15秒以内に電子ゲートを通過できるという。
ドバイ首長国の国際空港としてはアール・マクトゥーム国際空港(DWC)も運用されているが、第一段階ではドバイ国際空港の第3ターミナルから電子ゲートで出国する場合のみ対象であるため注意しておきたい。
ドバイ居住外事総局
Google Play – UAEWallet
App Store – UAEWallet
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