デュアルSIMデュアルVoLTEに対応した低価格スマホ向けMediaTek MT6739を発表
- 2017年09月28日
- 海外携帯電話
台湾のMediaTek (聯発科技)はモバイル端末向けチップセット「MediaTek MT6739」を発表した。
エントリークラスのLTEスマートフォン向けチップセットである。
インドのニューデリーで発表しており、急速に成長するインドのLTE市場に適した設計とアピールしている。
CPUは64bit対応でクアッドコアのARM Cortex-A53となり、CPUは動作周波数が最大で1.5GHzである。
GPUはImagination PowerVR GE8100を搭載し、動作周波数は570MHzとなっている。
ディスプレイの解像度は最大でHD+(1440*720)となり、トレンドのアスペクト比が18:9の縦長ディスプレイに対応可能としている。
カメラの画素数は約1300万画素のシングルカメラまたは約800万画素と約30万画素のデュアルカメラに対応し、動画のデコードおよびエンコードはFHD(1920*1080)で30fpsまで処理できる。
システムメモリは最大で3GBのLPDDR3、内蔵ストレージはeMMC 5.1に対応可能である。
通信モデムを統合しており、通信方式はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する。
LTE UE Category 4に対応し、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
デュアルSIM、VoLTE (Voice over LTE)、High Power User Equipment (HPUE)、LTE Broadcast (eMBMS)、600MHz帯を利用できる。
また、デュアルSIMデュアルVoLTE (双卡双VoLTE/DSDV)に対応するため、優先のSIMカードでLTE方式を利用時に、第二のSIMカードはLTE方式で同時待機が可能となる。
Bluetooth 4.2や無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n/ (2.4GHz and 5.xGHz Dual-Band)にも対応している。
スマートフォンメーカーはMediaTek MT6739を採用することで、手頃な価格でプレミアムな機能を利用できるLTEスマートフォンを開発できるという。
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