ミャンマーのMytelが2018年Q1に携帯電話サービスを開始、4G LTEのみ提供へ
- 2017年11月07日
- 海外携帯電話
ベトナムの国防省が所有するViettel Group (軍隊通信グループ)傘下で国際事業を手掛けるViettel Global Investmentはミャンマー(ビルマ)のTelecom International Myanmarを通じて2018年第1四半期に携帯電話サービスを開始すると発表した。
Telecom International Myanmarは旧社名がMyanmar National Tele & Communicationsで、ブランド名をMytelとして携帯電話サービスを提供する計画である。
出資比率はViettel Global Investmentが49%で筆頭株主となり、続いてMyanmar Economic Corporation傘下のStar Highが28%、Myanmar National Telecom Holdingが23%となっている。
2018年第1四半期に第4世代移動通信システム(4G)のみで携帯電話サービスを開始する計画で、第3世代移動通信システム(3G)および第2世代移動通信システム(2G)は導入しない。
ミャンマー全土に約7,200局の基地局を設置し、人口カバー率が90%の状態で携帯電話サービスを開始する予定である。
また、ベトナム、カンボジア、ラオスで提供している国際ローミング料金の撤廃措置をミャンマーも適用対象とする方針を示している。
すでにミャンマー全土で支店を設置しており、2,000人に達する従業員を雇用しているという。
Telecom International Myanmarは総額で約15億米ドル(約1,710億円)を投資するが、Viettel Global InvestmentはTelecom International Myanmarを通じてミャンマーに投資することで、ベトナムからのミャンマーへの投資額を大幅に高める。
国・地域別の投資額ではベトナムが47の国・地域のうち10位から7位に、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国では2位となり、ベトナムからの投資額のうちViettel Global Investmentは66%を占める。
なお、Viettel Groupが携帯電話事業を手掛ける国・地域では、本国のベトナムを除くとミャンマーが最大の人口規模となる。
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