富山県南砺市のとなみ衛星通信テレビがTD-LTE互換の地域BWA高度化方式の免許取得

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総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)の北陸総合通信局はTonami Satellite Communications Television (となみ衛星通信テレビ：TST)に対して地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を2017年12月22日付けで交付したと発表した。

地域BWAの制度に関しては従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWA高度化方式の導入が制度改正によって認めらた。

地域BWA高度化方式としてはTD-LTE方式と高い互換性を確保するAXGP方式もしくはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。

Tonami Satellite Communications Televisionが取得した地域BWA高度化方式の無線局免許は5局で、市町村別の内訳は富山県南砺市が2局、富山県砺波市が2局、富山県小矢部市が1局となっている。

サービスの対象区域は富山県南砺市、富山県砺波市、富山県小矢部市の一部で、具体的には富山県南砺市福光地域、富山県南砺市井波地域、富山県砺波市の市街地とその周辺、富山県小矢部市の市街地とその周辺となる。

2018年2月にケーブルAirとして一般向け無線通信サービスの提供を開始する予定で、月額料金は1,980円(税別)と案内している。

なお、Tonami Satellite Communications Televisionは富山県南砺市に本社を置く企業で、富山県ではImizu Cable Networkとともに初めて地域BWA高度化方式の無線局免許を取得した。

総務省