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韓国のSK TelecomとKT、近くWiBroの終了を申請か



韓国(南朝鮮)の移動体通信事業者(MNO)であるSK TelecomおよびKTはWiBroの事業撤退申請書の提出を検討していることが韓国メディアの報道で分かった。

SK TelecomとKTともにWiBroからLTEへの移行が進み、WiBroの加入件数は大幅に減少しており、2018年1月末時点で前年同期比41%減の33万4,957万件となった。

なお、SK TelecomとKTの内訳は公表されていないが、それぞれ10万件台まで減少したと思われる。

WiBroの加入件数の減少に伴いWiBroによる売上高も低下しており、また最低でも1年あたり100億韓国ウォン(約10億円)の維持費が発生するため、加入件数がそれぞれ10万件前後まで減少すれば事業撤退申請書を提出する可能性が高いという。

WiBroの周波数は2.3GHz帯を使用しており、有効期間は2019年3月に満期を迎えるが、韓国の政府機関で電気通信分野を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は顧客保護のために大半の帯域幅を回収しつつも、最低限の帯域幅は使用の継続を認める方針を示していた。

しかし、SK TelecomおよびKTは収益性の問題も考慮して、2018年末にはWiBroの終了を目指している模様である。

なお、WiBroはWiMAXをベースに韓国電子通信研究院(Electronics and Telecommunications Research Institute:ETRI)が主導して開発を進め、2006年にSK TelecomとKTが商用化した。

etnews

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