KDDIなどが4G LTEで自律飛行する複数ドローンを活用した広域警備に成功
- 2018年03月19日
- KDDI-総合
KDDI、New Energy and Industrial Technology Development Organization (国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構:NEDO)、Terra Drone、SECOMは世界で初めてLTE通信を活用した自律飛行する複数のドローンによる警備実証実験を実施し、広域施設における遠隔巡回警備に成功したと発表した。
実証実験ではKDDIが資本参加するProdroneが製造した4機のドローンに高感度カメラ、スピーカー、赤外線カメラ、LEDライトを搭載し、運行管理室から施設内を遠隔監視して不審者の発見や注意喚起、不審火の発見、夜間警備などの実験を実施したという。
また、実証実験ではKDDIが構築したドローン専用基盤のスマートドローンプラットフォームを活用したことも明らかにされている。
ドローンに搭載されたカメラを通じて取得したカメラ映像を運行管理室から遠隔監視することで、不審者の発見など迅速な対応を行えるほか、ミッションが異なる複数のドローンを組み合わせることで、広域監視の能力が向上して大型施設などの警備を一層強化できる。
スピーカー、赤外線カメラ、LEDライトを搭載することで、不審者への注意喚起や不審火の発見も可能となり、夜間警備の強化にも貢献できると説明している。
大規模なスポーツイベントや国際会議などでより厳重なセキュリティ対策が必要となるほか、日本における労働人口の減少によって、従来より効率的な警備対応が求められるが、ドローンと既存の防犯カメラを併用した警備体制を敷くことで、より効率的で広範囲かつ昼夜を問わず、しかも迅速に対応を行える高度なセキュリティ体制の確立が期待される。
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