タイの携帯電話事業者AISがLAAを商用化、XperiaとGalaxyが対応
- 2018年06月21日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Info Service (AIS)はLAA (Licensed Assisted Access)を商用化すると発表した。
LAAはアンライセンスバンド(非免許帯域)でLTE通信を利用する技術である。
アンライセンスバンドでLTE通信を利用する技術としてはLAAのほかにLTE-U (LTE-Unlicensed)やMulteFireも挙げられるが、MulteFireはアンライセンスバンドのみでLTE通信を利用する。
LAAおよびLTE-Uはライセンスバンド(免許帯域)におけるLTE通信の補助としてアンライセンスバンドを利用し、ライセンスバンドとアンライセンスバンドのアグリゲーションで活用する技術となる。
なお、LAAにはLBT機能があり、LTE-UにはLBT機能がなく、LBT機能の有無がLAAとLTE-Uの主要な違いのひとつで、LAAはTD Unlicensedとも呼ばれるTD-LTE方式のBand 46に該当している。
Advanced Info ServiceはLAAの商用化で日本のSony Mobile Communicationsおよび韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)と協力しており、Sony Mobile Communications製のスマートフォン「Sony Xperia XZ2 Premium」、Samsung Electronics製のスマートフォン「Samsung Galaxy S9」および「Samsung Galaxy S9+」でLAAを利用できる。
すでに販売を開始しているSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+はソフトウェアのアップデートを通じてLAAに対応し、Sony Xperia XZ2 Premiumは近いうちに発売する予定である。
なお、Advanced Info Serviceはタイにおける加入件数ベースで最大の移動体通信事業者となっている。
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