IIJ、フルMVNOとしてeSIM端末の動作検証を開始
- 2018年07月13日
- MVNO
Internet Initiative Japan (以下、IIJ)はフルMVNOとして提供しているモバイルデータ通信サービスとeSIMに対応した端末の動作検証を開始したと発表した。
eSIMに対応した端末の普及を進める目的があると説明している。
IIJは2018年3月よりフルMVNOとして法人向けにIIJモバイルサービス/タイプIを提供しているが、自社の加入者管理機能(HLR/HSS)を使用して通信サービスの利用に必要な加入者情報(プロファイル)を遠隔でSIMカードにダウンロードできるeSIMプラットフォームの検証環境を新たに構築したという。
構築した検証環境は業界団体のGSM Association (GSMA)の標準規格であるRemote SIM Provisioning (RSP) Phase 2に準拠する。
第一弾としてeSIMを内蔵したMicrosoft製のMicrosoft Surface Pro LTE Advancedで動作検証を実施しており、加入者情報をダウンロードおよびアクティベートしてデータ通信が利用可能となることを確認したと案内している。
eSIMプラットフォームの正式な商用化は2019年春を予定しているという。
なお、フルMVNOは移動体通信事業者(MNO)から基地局など無線アクセス設備の提供を受けてサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のうち、MNOのコアネットワーク設備の一部である加入者管理機能を自社で保有および運用するMVNOを指す。
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