シンガポールのSingtelが2018年Q4に5Gの試験網を構築へ
- 2018年07月24日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)の全額出資子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるSingtel Mobile Singaporeは2018年第4四半期に第5世代移動通信システム(5G)の試験用ネットワークを構築することが分かった。
シンガポールの科学、ビジネス、情報技術のハブとされるワン・ノースの商用環境において、5Gの試験用ネットワークを構築する計画という。
通信設備はスウェーデンのEricssonより調達すると明らかにしている。
移動体通信向け通信方式の策定を行う標準化団体である3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定された通信方式に準拠した5Gのネットワークとしており、NR方式に準拠したネットワークを運用することになる。
なお、NR方式は3GPPで5Gの要求条件を満たすために規定された通信方式である。
Singtel Mobile Singaporeはシンガポールの政府機関で電気通信分野の規制を担う情報通信メディア開発庁(Info-communications Media Development Authority:IMDA)より試験用の周波数として28GHz帯の割当を受けており、28GHz帯で5Gの試験用ネットワークを運用する。
28GHz帯は5Gの導入初期に利用する有力な周波数とされており、世界各地で28GHz帯を利用した5Gの試験が進められているほか、一部の国では5G向けに28GHz帯の割当も完了している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。