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サムスン電子、中国・天津のスマホ工場の操業停止を検討か



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は中国の天津市で保有する携帯電話工場の操業を停止する方向で検討していることが韓国メディアの報道で分かった。

天津市では中国のTianjin Samsung Telecom Technology (天津三星通信技術)を通じて工場を保有し、スマートフォンを含めた携帯電話の製造を手掛けてきた。

しかし、中国におけるスマートフォンの販売が低迷し、一方で人件費は上昇しており、負担を軽減するため2015年より天津市の工場は規模を縮小してきたが、非効率な運営状態の天津市の工場は2018年中に操業を停止する方向という。

すでにSamsung Electronicsは天津市のパートナーに工場の操業を停止する意向を伝えており、天津市に拠点を置くパートナーの一部は清算の手続きを開始または拠点を移転するための準備を進めている模様である。

なお、Samsung Electronicsは中国では広東省深圳市や広東省恵州市にも工場を保有するが、操業の停止は天津市のみとされている。

Samsung Electronicsはベトナムやインドで製造拠点の規模を拡大しており、製造台数ベースではベトナムがSamsung Electronicsにとって最大の携帯電話の製造拠点となっている。

年間製造台数は天津市の工場が約3,600万台にとどまるが、ベトナムは2ヶ所の工場を合計すると2億4,000万台に達する。

ETNews

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