ニュージーランド政府、ファーウェイの5G機器を利用禁止

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ニュージーランドの移動体通信事業者(MNO)であるSpark New Zealandは第5世代移動通信システム(5G)の通信設備について、ニュージーランド政府より中国のHuawei Technologies (華為技術)の利用を禁じられたと発表した。

Spark New Zealandはニュージーランドの政府機関である政府通信保安局(Government Communications Security Bureau：GCSB)に対して5G技術の導入に係る計画書を提出したが、政府通信保安局はベンダにHuawei Technologiesが含まれることを理由にSpark New Zealandの計画書を却下したという。

計画書にはHuawei Technologiesから5Gの無線アクセスネットワーク(RAN)を調達する内容が含まれていた。

政府通信保安局は局長名義でニュージーランドの電気通信法(傍受能力と保安) 2013の要件を満たす必要があり、5Gの無線アクセスネットワークをHuawei Technologiesから調達することは、重要な国家安全保障上のリスクを高めるとSpark New Zealandに通知した。

Spark New Zealandは公式声明を通じて、電気通信法(傍受能力と保安) 2013の要件を満たすためには、Huawei Technologiesの無線アクセスネットワークは使えないことを意味すると説明している。

また、政府通信保安局の決定には失望しているが、Spark New Zealandが目指す2020年7月1日までに5Gネットワークを立ち上げる計画には影響を与えないと確信していると表明した。

事実上、ニュージーランド政府は5Gの通信設備でHuawei Technologiesの採用を禁止したことになる。

大洋州ではニュージーランドに先立ち、豪州でもHuawei Technologiesなどを5Gの通信設備に関する入札から排除する決定が下されている。

Spark New Zealand