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LGエレクトロニクスの業績悪化、スマホ事業の不振が影響か



韓国のLG Electronicsは2018年第4四半期の暫定業績を発表したが、大幅な業績悪化となる見込みである。

なお、暫定業績は業績の速報値であり、韓国採択国際会計基準に基づいて推定された暫定的な売上高予想および営業損益予想となる。

最終的な数値とは異なる場合も少なくないが、株主や投資家に対して迅速に情報を開示する目的で暫定業績を公表している。

LG Electronicsが発表した暫定業績では2018年第4四半期の営業利益が753億韓国ウォン(約73億円)となった。

前期比89.9%減、前年同期比79.5%減の大幅な減益となる予想である。

韓国では複数の証券会社が主要な企業の業績を予想しているが、LG Electronicsの2018年第4四半期の営業利益は最も低い予想の1,500億韓国ウォン(約146億円)の半分にも満たない水準で衝撃を与えたという。

証券会社の予想を超えた業績悪化を記録する見込みであるが、MC (Mobile Communications)事業本部の業績不振が影響したとの見方が強い。

MC事業本部は主にスマートフォン事業などを担う部門で、長らく不振が続いている。

2018年第4四半期のMC事業本部は2,000億韓国ウォン(約194億円)から3,000億韓国ウォン(約291億円)程度の損失を計上すると予想されており、2018年第4四半期を含めて15四半期連続で赤字となる見通し。

LG ElectronicsはMC事業本部の損失を抑えるべく事業構造の改善を実施しているというが、2018年第4四半期は2018年の各四半期より損失が大きく、前年同期比よりも赤字幅が拡大する可能性がある。

MC事業本部の業績不振はLG Electronics全体の業績にも影響を及ぼす模様で、スマートフォンの販売不振が影響したほか、年末の商戦期でマーケティング費用などが嵩み、業績不振に拍車をかけたと思われる。

ソウル経済

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