加賀ケーブルがTD-LTE互換の地域BWA高度化方式の免許を取得
- 2019年03月21日
- Regional BWA
石川県のKaga Cable (加賀ケーブル)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の北陸総合通信局は2019年3月19日付けでKaga Cableに対して地域BWAの高度化方式の無線局免許を付与したと発表した。
無線局免許の数は1局で、対象区域は石川県加賀市内の一部となっている。
2019年7月に地域BWAの高度化方式を活用したサービスの提供を開始する予定である。
地域BWAの高度化方式の通信回線は地域公共サービスやデジタル・デバイドの解消で活用する。
地域公共サービスについては、平時は加賀市主催の各種イベント、災害時は避難所などで利用できる移動式無線LANシステムの通信回線として使うほか、河川監視カメラやライブカメラの映像をコミュニティチャンネルで放送するための通信回線でも使う。
デジタル・デバイドの解消については、有線回線によるインターネットが導入できない集合住宅などで高速なインターネット回線を提供するための通信回線として利用する計画である。
なお、地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められた。
地域BWAの高度化方式としてはTD-LTE方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。
下りで4×4 MIMOを実装することで、通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsに達する。
Kaga Cableは加賀市に本社を置く企業で、加賀市を事業区域としている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。