NTTドコモ、HUAWEI P30 Pro HW-02Lの店頭展示を中止

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NTT DOCOMOは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI P30 Pro HW-02L」についてデモ機の店頭展示を取り止めていることが分かった。

取扱店によって対応に多少の前後はあるが、HUAWEI P30 Pro HW-02Lのデモ機を店頭から順次撤去しているという。

NTT DOCOMOがHUAWEI P30 Pro HW-02Lの事前予約の受け付けを停止すると発表した時点で、すでに取扱店にはデモ機の店頭展示を取り下げるよう順次通知していた模様である。

なお、NTT DOCOMOはHUAWEI P30 Pro HW-02Lを2019年夏に発売する予定と発表しており、2019年5月16日の12時より事前予約の受け付けを開始したが、2019年5月22日の17時に事前予約の受け付けを停止した。

Huawei Technologiesやその日本法人のHuawei Technologies Japan (華為技術日本)などは米国政府より制裁措置を受けており、米国の政府機関である商務省(Department of Commerce：DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security：BIS)によってEntity Listに追加された。

Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産品を取引する場合、産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が必要となるが、ライセンスの発行は原則として拒否されるため、Entity Listの指定を受けた者は特定の米国原産品の取り扱いが難しくなる。

Huawei TechnologiesなどがEntity Listの指定を受けたことで、Huawei Technologies製のスマートフォンやタブレットなどを含めた携帯端末の製造やサポートなどで影響が生じる可能性もある。

NTT DOCOMOのみならず、世界各地の複数の取扱事業者がHuawei Technologies製の携帯端末の事前予約の中止または発売の延期などの措置を講じている。

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