楽天モバイルが無料サポータープログラムを提供、独自スマホのRakuten Miniも

Rakuten (楽天)の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)は2019年9月6日に開催した発表会で無料サポータープログラムを提供すると明らかにした。

Rakuten Mobileは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスを提供しているが、移動体通信事業者(MNO)としての携帯通信サービスを新たに開始する。

移動体通信事業者としての携帯通信サービスは無料サポータープログラムとしてトライアルに近い形態で提供を開始する予定である。

無料サポータープログラムは2019年10月1日より受け付けを開始し、2020年3月31日まで提供するという。

多少は数値が前後する可能性があるが、無料サポータープログラムでは約5,000人を募集する。

当初は東京都特別区(東京23区)、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市の居住者が募集の対象となる。

また、ほかにも条件が指定されており、満18歳以上で新規契約または番号ポータビリティ(MNP)で申し込むこと、品質テストやアンケートに回答すること、Rakuten Mobileの移動体通信事業者としての携帯通信サービスに対応した製品を利用することなどが定められている。

まずはオンラインを通じて受け付けを開始し、状況に応じて実店舗にも拡大する計画という。

本格的な移動体通信事業者としての携帯通信サービスの提供は無料サポータープログラムが終了後の2020年4月1日以降となる見通し。

無料サポータープログラムでは音声通話およびデータ通信を無制限かつ無料で利用できる。

Rakuten Mobileが自社で整備するネットワークはLTE (FDD)方式の1.7GHz帯(Band 3)となり、20MHz幅で256QAMおよび4×4 MIMOを適用すると通信速度は下り最大400Mbpsとなる。

また、Rakuten Mobileは独自のスマートフォンとしてRakuten Miniを投入する。

Rakuten MiniはRakutenのブランドを冠した独自のスマートフォンである。

世界最小かつ世界最薄のFeliCaに対応したスマートフォンになるという。

LTE方式の通信に対応するほか、eSIMにも対応している。

本体サイズ(長さ×幅×厚さ)は約106.2×53.4×8.6mmで、質量は約79.0gとコンパクトに仕上げられている。

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