米国のU.S. Cellularが2020年Q1に5Gを開始へ、まずは2州で
- 2019年10月03日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)でU.S. Cellularとして事業を行うUnited States Cellular Corporationは第5世代移動通信システム(5G)の導入に関して発表した。
United States Cellular Corporationは2020年第1四半期に5Gサービスの提供を開始するという。
周波数は600MHz帯を使用することが明らかにされている。
5Gの通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定したNR方式を導入する見込みで、NR Bandはn71に該当すると思われる。
なお、n71は米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAも導入する予定である。
United States Cellular Corporationは5G向け周波数として24GHz帯および28GHz帯も取得しており、将来的に24GHz帯および28GHz帯も5Gで使用する見通し。
2020年第1四半期の時点ではアイオワ州とウィスコンシン州の一部の都市で5Gサービスを導入することが決まっている。
初期の段階に5Gサービスの提供エリアとする具体的な都市も案内しており、アイオワ州がシーダー・ラピッズ、ダベンポート、デモイン、ダビューク、ウォータールー、ウィスコンシン州がグリーン・ベイ、マディソン、ミルウォーキー、オシュコシュ、ラシーンとなる。
アイオワ州およびウィスコンシン州はUnited States Cellular Corporationにとって最大の市場であり、ほかの移動体通信事業者が5Gを導入していない都市部と農村部の両方に率先して5Gを導入する方針という。
通信設備はスウェーデンのEricssonとフィンランドのNokiaから調達する。
5Gサービスを商用化する具体的な時期は改めて案内する予定である。
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