HTCが2019年9月の月間売上高を発表
- 2019年10月05日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は2019年10月4日付けで2019年9月の月間売上高を発表した。
2019年9月は前年同期比1.53%増、前月比73.56%増の12億7,500万台湾ドル(約44億366万円)となった。
単月ベースでは2019年に入って初めて前年同期比で増収を記録したことになる。
ただ、全盛期の2011年9月には453億8,800万台湾ドル(約1,567億6,334万円)に達したが、2019年9月は全盛期のわずか2.81%にとどまる状況である。
なお、2019年9月までの2019年の累計売上高は前年同期比58.17%減の82億100万台湾ドル(約283億2,502万円)となり、前年同期の50%を下回っている。
単月ベースでは多少の好転は見られたが、依然として業績は低迷している。
業績の低迷は主にスマートフォン事業の苦戦が影響しており、台湾を含めたグローバルでスマートフォンの販売不振が続く状況である。
スマートフォン事業は一部の国や地域からは撤退するなど事業規模を縮小し、一方で新たな軸としてVR (仮想現実)事業の強化を図っている。
また、スマートフォン事業が低迷する中でブランドライセンス事業を拡大しており、一部の国ではHTCが開発および製造に関与せず、ブランドライセンス契約に基づいてHTCのブランドを冠したスマートフォンが販売されている。
HTCは2019年9月17日付けで最高経営責任者に相当する執行長および社長に相当する総経理が交代しており、新体制のもとで経営再建を図る。
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