ASUSが2019年Q3の業績を発表、スマホ事業は引き続き赤字
- 2019年11月13日
- Android関連
台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)は2019年第3四半期の業績を発表した。
2019年9月30日に終了した3ヶ月間となる2019年第3四半期の連結売上高は前年同期比5.7%減の884億6,700万台湾ドル(約3,160億7,174万円)、当期純利益は前年同期比68.5%増の56億3,300万台湾ドル(約57億754万円)となった。
また、不振のスマートフォン事業は個別の業績も開示されている。
2019年第3四半期のスマートフォン事業は売上高が前年同期比66.0%減の44億9,400万台湾ドル(約160億5,600万円)で、ASUSTeK Computerの連結売上高のうち、スマートフォン事業は前年同期比9.0ポイント減の5.1%を占める程度にとどまる。
スマートフォン事業は大幅な減収を記録したが、スマートフォンのラインナップの再編によってスマートフォンの販売台数が大幅に減少したことが影響したと思われる。
高価格帯のスマートフォンに集中して販売する国や地域も絞った模様で、販売台数の大幅な減少は十分に予想できたことである。
スマートフォン事業の当期純損失は前年同期比1.9%減の17億7,900万台湾ドル(約63億6,285万円)となった。
前年同期比で赤字幅はわずかに縮小したが、2019年第3四半期も依然として赤字が続いている。
ASUSTeK Computerはスマートフォン事業の不振を受けてスマートフォン事業の戦略転換を決定しており、2019年上半期に戦略転換に基づいた再編を完了し、2019年第3四半期からは新たな戦略のもとでスマートフォン事業の再建を図る。
なお、新たな戦略ではゲーマーおよびエキスパートユーザーに焦点を当てたスマートフォンに注力し、選択された市場で最強のパフォーマンス、最高のデザイン、最高の品質を備えたスマートフォンの展開を目指すという。
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