総務省、M2M用の020番号を14桁に
- 2019年11月18日
- 携帯電話総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)はM2M等専用番号である020番号を14桁化することになった。
IoT時代の電気通信番号に関する研究会報告書を踏まえ、総務省はM2M等専用番号の枯渇対策として020番号を14桁化することなどを含めた電気通信番号計画の一部を変更する告示案等の改正案を公開し、2019年9月28日から2019年10月28日まで意見募集を行った。
また、意見募集対象のうち2019年9月27日付けで情報通信行政・郵政行政審議会に諮問した内容に関して、2019年11月15日付けで諮問の通り変更することが適当である旨の答申を受けたという。
総務省は意見募集の結果および答申を踏まえ、速やかに省令・告示の整備を行う予定と案内している。
M2M等専用番号である020番号は11桁で、2018年度末時点で番号容量の約40%に相当する3,260万番号を事業者に対して指定済みの状況にある。
事業者からのヒアリングに基づく試算では2022年度内に指定可能な020番号が枯渇する見込みであるため、020番号を14桁化する案が示された。
改正前は020-YYY-XXXXXの11桁であるが、改正後は020-YYYYYY-XXXXXの14桁とする。
なお、Yの部分は事業者ごとに定める。
従来の020-1~3および020-5~9から始まる11桁の020番号では番号容量が8,000万番号であるが、020-0から始まる14桁の020番号では番号容量を約100億番号に拡大できる。
2022年以降はやむを得ない場合を除いて11桁の020番号は新規の付番には用いず、未使用の11桁の020番号は総務省に返還し、すでに付番した11桁の020番号は機会を捉えて14桁の020番号に移行する措置を講じるよう事業者に求めるという。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。