オプテージがローカル5Gに参入へ、実験施設を開設予定
- 2019年11月19日
- 携帯電話総合
The Kansai Electric Power (関西電力)の完全子会社であるOPTAGEはローカル5Gへの参入を目指すと正式に発表した。
OPTAGEはローカル5Gへの参入を目指すとともに、実験施設にあたるラボを開設するという。
ラボはOPTAGEが本社を置く大阪市中央区城見のオプテージビル内に設置する。
ローカル5Gを利用した実証実験などを行う目的で2019年度中を目途に開設する計画である。
OPTAGEの顧客やパートナーが第5世代移動通信システム(5G)の知識習得、ほかの無線通信技術との差異確認、顧客の設備への接続検証などを実施できる環境を構築するという。
オプテージビル内の実証実験ではローカル5Gで使用する周波数のひとつである28GHz帯および自営広帯域移動無線アクセス(自営BWA)の周波数である2.5GHz帯を用いた試験環境を構築し、高精細な映像伝送やAR (拡張現実)技術を活用した作業支援の実証実験も行う。
2020年度には顧客の施設内でも実証実験を開始する予定である。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)はローカル5Gの制度化を進めており、免許の対象区域を限定してローカル5Gとして5G向けの周波数を割当する見込み。
ローカル5Gの周波数として4.5GHz帯および28GHz帯を割当する計画で、具体的な周波数範囲は4.5GHz帯が4600.0~4800.0MHzの200MHz幅、28GHz帯が28200.0~29100.0MHzの900MHz幅が検討されている。
なお、OPTAGEは2019年4月1日を効力発生日としてK-Opticom CorporationからOPTAGEに商号を変更した。
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