台湾で12月10日に5G向け周波数オークションを開始
- 2019年11月21日
- 海外携帯電話
台湾の政府機関で電気通信分野の規制を担う国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は第5世代移動通信システム(5G)向け周波数の割当を行うための周波数オークションを2019年12月10日より開始すると発表した。
すでに参加の申請は受け付けを締め切っており、参加の申請を提出した企業は国家通訊伝播委員会の審査を通過すれば参加できる。
なお、参加の申請は2019年9月4日から2019年10月3日まで受け付けていた。
2019年12月10日から入札を開始する予定で、1日あたり最大10回まで入札を可能とする。
終了日は入札の状況によって異なるため決定していない。
2段階に分けて実施することが決まっており、第1段階では取得する帯域幅を決定し、第2段階では取得する周波数範囲を確定する。
対象の周波数は1.8GHz帯、3.5GHz帯、28GHz帯である。
国家通訊伝播委員会は第1回目の5G向け周波数オークションと位置付けているが、1.8GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)向けで未割当の周波数となるため、実際は3.5GHz帯および28GHz帯が5G向けの周波数となる。
3.5GHz帯は3300MHzから3570MHzの270MHz幅が対象で、ブロックはF1からF27まで10MHz幅ずつ27ブロックが用意される。
28GHz帯は27000MHzから29500MHzの2500MHz幅が対象となり、ブロックはG1からG25まで100MHz幅ずつ25ブロックである。
1の参加者あたりの取得できる最大の帯域幅に上限が設けられており、3.5GHz帯は100MHz幅まで、28GHz帯は800MHz幅まで、すなわち3.5GHz帯は10ブロックまで、28GHz帯は8ブロックまでとなる。
5G向け周波数の取得に成功した参加者は2020年半ば頃より5Gサービスを順次開始する見込み。
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