Android 2.3やデュアルコアCPUやQHD液晶を搭載したHTC Shooterの情報

Tweet

HTC製の新端末「HTC Shooter」の存在が明らかになった。
ソースはGLBenchmarkの結果で、GLBenchmarkの測定端末一覧にてHTC Shooterというコードネームの端末が登場した。
GLBenchmark 2.0 Egyptのスコアは2565 Frames (22.7 Fps)となっている。
まずは、System Informationを見てみる。
android.os.Build.VERSION.RELEASEは“2.3.2”となっており、OSはAndroid 2.3.2 Gingerbread Versionであることが分かる。
android.os.Build.MODELは“PG86100”となっており、メーカー型番はPG86100であることが分かる。
念のためにUAprofでPG86シリーズが本当に存在するのか確認したところ、確かに存在することを確認した。
android.os.Build.PRODUCTは“htc_shooter”となっており、コードネームはHTC Shooterであることが分かる。
android.os.Build.BRANDは“sprint”となっており、Sprint Nextel向けと考えられる。
android.os.Build.FINGERPRINTは“sprint/htc_shooter/shooter:2.3.2/GRH78C/eng.rukawa.20110304.184403:userdebug/test-keys”となっており、ビルドはGRH78Cとなっているようだ。
Screen sizeは“960 x 540”となっていることより、解像度がQHDのディスプレイを搭載していることが分かる。
次に、GL Environmentを見てみる。
GL_VENDORは“Qualcomm”となっており、チップセットはQualcomm性と思われる。
GL_RENDERERは“Adreno (TM) 220”となっており、GPUはAdreno 220を搭載している。
Adreno 220を搭載しているチップセットはQualcomm製のAPQ8060 1.2GHzとMSM8260 1.2GHzとMSM8660 1.2GHzとQSD8672 1.5GHzが挙げられる。
いずれもデュアルコアCPUである。
HTC ShooterはSprint Nextel向けであることより、少なくともCDMA2000方式の通信に対応すると考えられる。
APQ8060はモバイルネットワークには非対応、MSM8260はW-CDMA/GSMに対応ということなので、CDMA2000に対応しているとなるとMSM8660とQSD8672に絞られる。
チップセットの発売時期等から考えても、MSM8660を採用している可能性が非常に高いと考える。
大まかに、判明したHTC Shooterの情報を纏めると下記の通りだ。
メーカー型番：PG86100
OS：Android 2.3.2 Gingerbread Version
チップセット：Qualcomm MSM8660 Snapdragon
CPU動作周波数：1.2GHz(デュアルコア)
GPU：Adreno 220
モバイルネットワーク：CDMA2000
ディスプレイ解像度：QHD(540*960)
投入キャリア：Sprint Nextel
HTC Shooterはコードネームなので、別の名称で発表されると思われる。
個人的には、HTC ShooterがHTC EVO 3Dになるのではないかと推測している。
また、HTC ShooterがAndroid 2.3.2 Gongerbread Versionを採用しており、Qualcomm MSM8x60ソリューションやQHD(540*960)液晶を搭載していることがほぼ確実となったことにより、ハイエンド端末と噂されているHTC Pyramidも同様の仕様になると思われる。
3Dはどうなるか分からないが、HTC ShooterのW-CDMA/GSM版がHTC Pyramidと考えても良さそうだ。
HTC PyramidはW-CDMA/GSM方式の通信に対応するので、チップセットはMSM8260になるのでしょう。
ハイスペックで非常に楽しみな端末である。
CTIA WIRELESS 2011で発表されるのでしょうか。
個人的な希望を言うと、RAMは1GBでデュアルバンド無線LANにも対応してもらいたいw

・GLBenchmark
http://glbenchmark.com/result.jsp