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タイ最大手のAISが5G国際ローミングの提供を開始、東南アジア初



タイのAdvanced Info Service (AIS)の子会社で同国最大手の移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Wireless Network (AWN)は第5世代移動通信システム(5G)の商用化に伴い5Gの国際ローミングの提供も開始したと明らかにした。

Advanced Wireless Networkは2020年3月2日に5GのNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。

5Gサービスの提供の開始と同時にスイスおよびアラブ首長国連邦(UAE)における国際ローミングでも5Gサービスを提供する。

対象の移動体通信事業者はスイスがSwisscom (Switzerland)で、アラブ首長国連邦がEtisalatのブランド名で展開するEmirates Telecommunications Corporationである。

また、近いうちに韓国でも国際ローミングで5Gサービスを提供する予定で、対象の移動体通信事業者はSK Telecomとなることが公表されている。

Advanced Wireless Networkは5G向け周波数として700MHz帯、2.5GHz帯、26GHz帯を保有するが、まずは2.5GHz帯で5Gサービスを導入しており、NR Bandはn41となる。

Swisscom (Switzerland)およびEmirates Telecommunications Corporationは5G向け周波数として3.5GHz帯を保有し、SK Telecomは3.5GHz帯および28GHz帯を保有するが28GHz帯では5Gサービスを導入していない。

したがって、Swisscom (Switzerland)、Emirates Telecommunications Corporation、SK Telecomいずれも3.5GHz帯を使用して5Gサービスを提供しており、NR Bandは世界で最も採用数が多いn78で、Advanced Wireless NetworkとはNR Bandが異なる。

Advanced Wireless Networkはタイで初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者で、また東南アジアの移動体通信事業者としては最初に国際ローミングで5Gサービスを提供することになる。

AIS

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