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韓国のLG U+、商用網でVoNRの試験に成功



韓国の移動体通信事業者(MNO)でLG U+として展開するLG Uplusは商用の通信設備を使用したNR方式のネットワークでVoNR (Voice over NR)の試験に成功したと発表した。

LG UplusはNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成に準拠した5Gサービスを提供しており、LTE方式と連携して動作するNSA構成では音声通話はLTE方式で行うVoLTE (Voice over LTE)となる。

新たに導入する計画のスタンドアローン(SA)構成では音声通話をNR方式で行うVoNRで提供もしくはEPSフォールバック(Evolved Packet System Fallback)によってVoLTEに切り替える。

LG UplusはSA構成の商用化に向けて、新たにVoNRの試験を実施したという。

2020年5月には商用の通信設備を使用したNR方式のネットワークでSA構成のデータ通信の試験に成功していた。

SA構成のデータ通信に加えてVoNRの試験にも成功したことで、SA構成を商用化するための準備が完了したと説明している。

また、NR方式のセルエッジではVoNRの通話品質が低下する可能性があり、それを防ぐためにEPSフォールバックによってVoLTEに切り替わる。

LG UplusはVoNRに加えてEPSフォールバックを検証する環境も整備しており、継続的な品質試験を通じて万全の準備を行い、SA構成を商用化すれば高品質で安定した音声通話を提供できるように努めるという。

なお、LG UplusはNR方式を運用できる周波数としてサブ6GHz帯の3.5GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯を保有する。

まずは3.5GHz帯を使用して5Gサービスを提供しており、NR BandはFR1のn78となる。

2020年中には28GHz帯の使用も開始する計画であるが、具体的な時期までは確定していない。

LG Uplus

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