Apple Watch Series 6とApple Watch SEは新たにLTE B28に対応、日本の4社が使用
- 2020年09月19日
- Apple関連
米国のAppleが発表したスマートウォッチ「Apple Watch Series 6」および「Apple Watch SE」は日本のモバイルネットワークで使用できる周波数を新たに追加した。
いずれもモバイルネットワークに対応しないGPSモデルとモバイルネットワークに対応するGPS + Cellularモデルが存在しており、GPS + CellularモデルではNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBankのモバイルネットワークを使用できる。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に関しては、2019年9月20日に発売した先代のApple Watch Series 5では日本向けのA2156およびA2157は日本国内でFDDの2.1GHz帯(Band 1)、1.8GHz帯(Band 3)、900MHz帯(Band 8)、800MHz帯(Band 18、Band 19、Band 26)、TDDの2.5GHz帯(Band 41, WiMAX 2+/AXGP)および1.9GHz帯(Band 39, sXGP)を使用できるが、これらの周波数に加えて2020年9月18日に発売するApple Watch Series 6の日本向けのA2375およびA2376、Apple Watch SEの日本向けのA2355およびA2356はFDDの700MHz帯(Band 28)にも対応している。
Band 28はAPT 700 FDDとも呼ばれる周波数である。
日本の移動体通信事業者(MNO)としてはNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankの4社がBand 28を導入しており、Apple Watchシリーズのスマートウォッチを取り扱う日本のすべての移動体通信事業者で使用できる新たな周波数に対応したことになる。
Band 28は日本以外にアジア、大洋州、中東、アフリカ、欧州、中南米の国と地域で広く採用されている。
NTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankのほかに、Apple Watchシリーズのスマートウォッチを取り扱うアジア、大洋州、欧州の国と地域の一部の移動体通信事業者もBand 28を導入しているため、Band 28に対応したことで恩恵を受けられる加入者は少なくないと思われる。
なお、Appleは2020年9月18日より販売を開始しているが、日本の移動体通信事業者は2020年9月23日に販売を開始する予定である。
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