インドのJio、携帯電話サービスの加入件数が4億件に
- 2020年10月18日
- 海外携帯電話
インドの政府機関で電気通信分野の規制を管轄するインド電気通信規制庁(Telecom Regulatory Authority of India:TRAI)は2020年7月における電気通信分野の統計資料を発表した。
インドにおける2020年7月20日時点の移動体通信サービスの加入件数が公表されており、アーバンエリアでは前月20日の約6億1,911万件から増加して約6億2,068万件、ルーラルエリアでは前月20日の約5億2,160万件から増加して約5億2,350万件となった。
アーバンエリアとルーラルエリアの合計は前月20日の約11億4,071万件から約11億4,418万件に増加したことが分かる。
移動体通信事業者(MNO)別の加入件数の占有率も判明している。
なお、移動体通信事業者別の加入件数の占有率は2020年7月末時点の情報となっている。
1位がReliance Jio Infocomm Limitedで占有率は約35.03%、2位がBharti Airtel Limitedで約27.96%、3位がVodafone Idea Limitedで約26.34%、4位がBharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)で約10.37%、5位がMahanagar Telephone Nigam Limited (MTNL)で約0.29%、6位がReliance Communications Ltdで約0.002%となった。
4位以下は前月比で占有率に変動が見られなかった。
すべての移動体通信事業者のうち国有企業が2社で約10.67%、ほかの民間企業が約89.33%で、こちらも前月比で変動はない。
国有企業のBharat Sanchar Nigam LimitedとMahanagar Telephone Nigam Limitedはそれぞれ事業を行う対象区域が異なるため、相互に国内ローミングを実施している。
2020年7月の移動体通信事業者別の純増数と純減数も判明しており、最大の純増はReliance Jio Infocomm Limitedで3,554,415件、最大の純減はVodafone Idea Limitedの3,726,121件となっている。
引き続きReliance Jio Infocomm Limtiedの大幅な純増とVodafone Idea Limitedの大幅な純減が続く傾向である。
Reliance Jio Infocomm Limitedの加入件数は2020年6月末時点で約3億9,720万件と約4億件に近づいていたが、2020年7月末時点では約4億81万件となった。
2016年9月5日に商用化してから4年弱で4億件を超えたことになる。
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