楽天モバイルのオリジナルスマホRakuten Hand (P710)がWi-Fi認証を通過

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Rakuten Mobile (楽天モバイル)向けの中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のLTE/W-CDMA端末「P710」が2020年10月14日付けでWi-Fi Allianceの認証を通過した。

Wi-Fi AllianceではWi-Fi CERTIFIED a/b/g/n/acプログラムで認定を受けている。

したがって、無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応することが分かる。

無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。

P710はRakuten Mobileがオリジナルのスマートフォンとして準備を進めているRakuten Handの型番である。

Wi-Fi Allianceでは認証の申請者がShenzhen Tinno Mobile Technologyであるため、Rakuten Handの製造はShenzhen Tinno Mobile Technologyが担当することが分かる。

これまでに、Rakuten MobileはオリジナルのスマートフォンとしてコンパクトなRakuten Mini (C330)および第5世代移動通信システム(5G)に対応したRakuten BIG (ZR01)を発売しており、Rakuten MiniはShenzhen Tinno Mobile Technology、Rakuten BIGは中国のZTE (中興通訊)が製造した。

Shenzhen Tinno Mobile TechnologyはRakuten Mobileが展開するオリジナルのスマートフォンの製造を再び担当することになる。

なお、Shenzhen Tinno Mobile Technologyは子会社でフランスのWikoを通じてスマートフォンを展開するほか、移動体通信事業者(MNO)のブランドを冠したスマートフォンの製造も受託している。

Rakuten Mobileのほかに米国の移動体通信事業者であるAT&T Mobility、英国のVodafone Groupの子会社および関連会社の移動体通信事業者が展開するオリジナルのスマートフォンを製造した実績を有する。

Rakuten Handの具体的な発売日は発表されていないが、2020年秋に発売する予定である。

Rakuten Miniでは製造元がShenzhen Tinno Mobile Technology、輸入元がWikoの日本法人であるWiko Japanとなっていたため、Rakuten Handも同様と思われる。

Wi-Fi Alliance