スポンサーリンク

NECがインドでオープンRANラボを設立、楽天グループAltiostarやKMW子会社などと連携



NEC Corporation (日本電気)はインドでOpen RAN laboratoryを開設すると発表した。

NEC CorporationはオープンRANの国際展開を加速するために英国で事業開発拠点(Center of Excellence)を設立しており、NEC Corporationの海外におけるオープンRAN事業に関して事業開発、製品開発支援、ソリューション開発、プロジェクト実行、テクニカルサポートなどを実行する役割を果たすが、英国の事業開発拠点を補完する役割としてインドでOpen RAN laboratoryを設立するという。

オープンな第5世代移動通信システム(5G)の無線アクセスネットワーク(RAN)の開発を加速するために、連携する各社の製品を事前に統合して無線アクセスネットワークのすべてのレイヤでパフォーマンスなどを検証する計画である。

NEC Corporationは通信事業者各社によるオープンRANの採用を加速するために、最先端の技術を保有する様々な企業と連携する方針で、最初に連携する企業として米国のAltiostar Networks、米国のGigaTera Communications、台湾のMicroelectronics Technology (台揚科技:MTI)を挙げている。

Altiostar NetworksはRakuten (楽天)の持分法適用会社で、日本における大規模なクラウドネイティブネットワークでNEC Corporationと連携しているが、NEC Corporationとは世界中の通信事業者で展開するための取り組みを継続すると表明した。

なお、RakutenによるAltiostar Networksに対する所有持分比率および議決権比率は50%を超えているが、Rakutenおよびそのグループ会社がAltiostar Networksの取締役会を支配していないため、Rakutenの子会社ではなく持分法適用会社と位置付ける。

日本における大規模なクラウドネイティブネットワークはRakutenの完全子会社で移動体通信事業者(MNO)であるRakuten Mobile (楽天モバイル)が構築したオープンRAN構成のクラウドネイティブネットワークを指しており、Rakuten MobileにはNEC Corporationが5Gのアンテナ一体型無線機など、Altiostar Networksがソフトウェアソリューションなどを供給する。

GigaTera Communicationsは韓国のKMWの完全子会社で、2020年2月に社名をKMW CommunicationsからGigaTera Communicationsに変更しており、主要事業は無線通信機器の研究および販売である。

KMWはRakuten Mobileに第4世代移動通信システム(4G)のアンテナ一体型無線機などを供給するなど、日本では事業規模を拡大している。

Microelectronics TechnologyはオープンRANに対応した無線機を供給すると案内しており、2020年2月には米国のMavenir Systemsと共同でオープンRANに対応した無線機を発表し、2020年第2四半期に製品化した。

オープンRANに対応した無線機は米国で移動体通信事業者として新規参入するDISH Network Corporationに供給することが決まっている。

NEC Corporation

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK