au 5Gスマホ2機種がn28に対応へ、SCG04とSCG05が技適を再通過
- 2021年01月06日
- KDDI-SAMSUNG
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けの韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SCG04」および「SCG05」が2020年12月10日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号はSCG04が005-102626、SCG05が005-102627。
いずれもモバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B18)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2400(B41) MHz, W-CDMA 2100(I) MHzで認証を受けている。
ほかにSCG04はBluetoothおよび無線LAN、SCG05はBluetooth、無線LAN、超広帯域無線(UWB)の周波数でも認証を通過した。
SCG04はGalaxy Z Flip 5G SCG04、SCG05はGalaxy Z Fold2 5G SCG05として発表されており、すでにKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneがauのラインナップでau 5Gに対応したスマートフォンとして販売している。
工事設計認証の通過はGalaxy Z Flip 5G SCG04が3度目、Galaxy Z Fold2 5G SCG05が2度目となる。
前回の通過と比較すると、いずれもn28を新たに追加したほか、n78は周波数範囲を拡張しており、具体的には従来の3600~3800MHzに加えて3400~3600MHzを追加して認証を受けた。
追加した周波数はいずれもKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する周波数であるが、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を順次導入する計画である。
KDDIは3400~3600MHzを3.5GHz帯と呼称しており、au 5Gに対応したスマートフォンに対して3.5GHz帯の5Gに対応するソフトウェアのアップデートを実施する時期も正式に発表している。
Galaxy Z Flip 5G SCG04およびGalaxy Z Fold2 5G SCG05に対しては2021年2月以降にソフトウェアのアップデートを順次実施する予定で、同時にn28にも対応することは十分に想定できる。
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