韓国のSK Telecomがオンライン専用の料金プランを発表、5G対応も用意
- 2021年01月15日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomはオンライン専用の料金プランを発表した。
オンライン専用の料金プランは名称をUntactとして提供する。
名称は英単語のunとcontactを組み合わせた非対面を意味する造語で、韓国では使用される機会が増えている。
SK Telecomが運営する公式オンラインショップであるT Direct Shopに限定して2021年1月15日より新規契約または機種変更で加入を受け付け、単純な料金プランの変更では加入できない。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を利用できる5GプランとLTE方式およびW-CDMA方式を利用できるLTEプランを提供し、5GプランとLTEプランでそれぞれ3種類を展開するため、合計で6種類を用意することになる。
5Gプランは38、52、62の3種類を展開し、38は月額料金が38,000韓国ウォン(約3,600円)で、月間データ通信容量が9GBとなり、データ通信量が9GBを超過後は当月末まで通信速度が1Mbpsに制限される。
52は月額料金が52,000韓国ウォン(約4,900円)に設定されており、月間データ通信容量が200GBで、データ通信量が200GBを超過後は当月末まで通信速度が5Mbpsとなる。
62は月額料金が62,000韓国ウォン(約5,900円)で、月間データ通信容量が無制限である。
LTEプランは22、35、48の3種類となり、22は月額料金が22,000韓国ウォン(約2,100円)で、月間データ通信容量が1.8GBとなっている。
35は月額料金が35,000韓国ウォン(約3,300円)に設定されており、月間データ通信容量が5GBで、データ通信量が5GBを超過後は当月末まで通信速度が1Mbpsに制限される。
48は月額料金が48,000韓国ウォン(約4,500円)で、月間データ通信容量が100GBとなり、データ通信量が100GBを超過後は当月末まで通信速度が1Mbpsとなる。
いずれも選択約定割は適用できず、韓国国内の音声通話は無制限で、映像/付加通話はLTEプランの22以外が300分、LTEプランの22が100分となっている。
5Gプランの場合は通常の5GXプランをベースとしてオンライン専用に設計しており、38はスリム、52は5GXスタンダード、62は5GXプライムと近い仕様である。
月額料金はスリムが55,000韓国ウォン(約5,200円)、5GXスタンダードが75,000韓国ウォン(約7,100円)、5GXプライムが89,000韓国ウォン(約8,400円)に設定されており、38、52、62はそれぞれ30.9%、30.7%、30.3%安価な金額となるため、SK Telecomは従来比で約30%安価な水準で設計したと強調している。
選択約定割を適用するとスリムが41,250韓国ウォン(約3,900円)、5GXスタンダードが56,250韓国ウォン(約5,300円)、5GXプライムが66,750韓国ウォン(約6,300円)となり、通常の5GXプランで選択約定割を適用しても38、52、62が7~8%ほど下回る水準となっている。
SK Telecomは社会的なトレンドを反映してオンライン専用の料金プランを提供することになったという。
また、顧客の需要や社会の動向を考慮した多様な料金プランを展開する方針も示した。
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