中国電信がオリジナル5Gスマホの新機種を準備中、天翼1号2021か
- 2021年01月26日
- Android関連
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は第5世代移動通信システム(5G)に対応した新たなオリジナルのスマートフォンを準備していることが分かった。
中国のTianyi Telecom Terminals (天翼電信終端)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「TYH211U」が2021年1月21日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)の認証を通過した。
製品の名称は第5世代移動通信システム(5G)に対応した携帯電話を意味する5G数字移動電話機と記載されており、5Gに対応したスマートフォンになると推測できる。
製造者は中国のGUANGDONG ENOK COMMUNICATION (広東以諾通訊)であるため、GUANGDONG ENOK COMMUNICATIONが製造を担当することが分かる。
なお、GUANGDONG ENOK COMMUNICATIONは台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)、中国のHuawei Technologies (華為技術)、中国のLenovo (Beijing) (聯想(北京))、中国のYulong Computer Telecommunication Scientific (Shenzhen) (宇龍計算機通信科技(深圳))、中国のByteDance (字節跳動)の完全子会社で同国のDelta Innovation Technology (北京得特創新科技)などのスマートフォンを製造した実績がある。
申請者のTianyi Telecom TerminalsはChina Telecomの完全子会社で、携帯端末の小売事業をはじめとするChina Telecomの携帯端末に関連した事業を担当する。
事実上、China Telecomの携帯端末担当部門として機能しており、Tianyi (天翼)の商標を使用して携帯端末や小売店などを展開している。
Tianyi Telecom Terminalsはオリジナルの5Gに対応したスマートフォンとしてすでにTianyi One (天翼1号)を製品化し、中国でTianyi Telecom Terminalsが運営する小売店を含めてChina Telecomの取扱店を通じて発売した。
型番からTYH211UはTianyi Oneとは異なるスマートフォンとなることが分かっている。
認証情報からChina TelecomがTianyi Telecom Terminalsを通じて展開するオリジナルの5Gに対応したスマートフォンの新機種となる見込みである。
詳細な仕様などは不明であるが、China Telecomが提供するNR方式に準拠した5Gサービスに対応することは確実と考えられる。
Tianyi Telecom Terminalsは2021年1月26日の14時(中国標準時)よりオンラインで発表会を開催し、Tianyi One 2021 (天翼1号2021)を正式に発表する予定であるため、Tianyi One 2021として発表されると思われる。
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