米国向けSony Xperia PRO (XQ-AQ62)はVerizon Wirelessの5Gに対応

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Sonyの米国法人であるSony ElectronicsはSonyの完全子会社であるSony Mobile Communications製のスマートフォン「Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)」を米国で発売した。

米国ではSony ElectronicsのOnline Storeのほかに、AmazonおよびB&HでSony Xperia PRO (XQ-AQ62)を取り扱う。

販売価格はSony ElectronicsのOnline StoreとAmazonが2499.99米ドル(約259,000円)、B&Hが2,498米ドル(約259,000円)に設定されている。

Sony ElectronicsのOnline Storeでは対応する通信事業者を案内しており、大手の移動体通信事業者(MNO)としてはVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnershipが第5世代移動通信システム(5G)、AT&T MobilityおよびT-Mobile USAは第4世代移動通信システム(4G)と案内している。

そのため、Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)はCellco Partnershipの5Gネットワークで動作することを公式に確認できる。

Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応しており、利用できるNR Bandはサブ6GHz帯のFR1がn2、n5、n66、ミリ波(mmWave)のFR2がn260およびn261となる。

ただ、FR1はソフトウェアのアップデートを通じて対応する予定である。

NR方式に関してはAT&T Mobilityがn5およびn260、T-Mobile USAがFR1のn71、n260、n261を導入しており、T-Mobile USAのn71以外はSony Xperia PRO (XQ-AQ62)でもハードウェアとしては対応しているが、公式にはAT&T MobilityおよびT-Mobile USAの5Gネットワークには対応していない。

Cellco Partnershipはn2、n5、n66、n260、n261を導入しており、Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)で利用できるNR Bandと完全に一致するため、当初よりCellco Partnershipに対応することを想定して開発したと予想できる。

n2、n5、n66は5G Nationwide、n260およびn261は5G Ultra Widebandとして提供している。

5Gサービスを商用化した2019年4月3日より5G Ultra Widebandを提供してきたが、2020年10月13日からは5G Nationwideの提供も開始した。

5G Ultra Widebandは広い帯域幅を使用して高速通信を実現できるが、提供エリアは限定的となっている。

5G Nationwideは周波数を動的に共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する周波数で運用しており、帯域幅が狭く通信速度はLTE方式と大きく変わらないが、広範なカバレッジを確保できる。

基本的にn5を中心として整備しているが、一部の地域ではn2およびn66も整備している。

Sony