マカオにおける2020年末の携帯電話加入件数が判明
- 2021年02月01日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を管轄する郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における2020年12月末時点の電気通信分野の統計資料を発表した。
マカオ特別行政区における2020年12月末時点の携帯電話サービスの加入件数が判明している。
携帯電話サービスの加入件数の総数は前月末の1,644,820件から減少して1,621,217件となり、3ヶ月連続で減少する結果となった。
マカオ特別行政区の人口は四半期ごとに公表しているが、2020年12月末時点の情報は公表前で、2020年9月末時点の情報が公表されている。
2020年9月末時点でマカオ特別行政区の人口は約682,800人で、人口に大きな変動はないと予想できるため、おおよその携帯電話の人口普及率は単純計算で約237.44%と推定できる。
加入件数は契約種別ごとに内訳も公表しており、第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド回線は33,230件、3Gのプリペイド回線は14,708件、LTEのポストペイド回線は799,719件、LTEのプリペイド回線は773,560件となった。
3GはW-CDMA方式またはCDMA2000方式、LTEはLTE方式と3Gを利用できる回線である。
統計資料ではLTE方式と3Gを利用できる回線を第4世代移動通信システム(4G)ではなくLTEと表記しているため、統計資料と同様に表記する。
支払方式別ではポストペイド回線が832,949件で約51.38%、プリペイド回線が788,268件で約48.62%、通信方式別では3Gが47,938件で約2.96%、LTEが1,573,279件で約97.04%となっている。
マカオ特別行政区では観光客を対象にプリペイド回線を積極的に販売してきたが、昨今の国際的な渡航制限を受けてプリペイド回線の比率は低下が続いている。
高速通信を利用できるLTEは全体の97%以上を占めるほど普及が進んだ。
すでに第2世代移動通信システム(2G)は終了しており、第5世代移動通信システム(5G)は導入していない。
マカオ特別行政区ではCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社が移動体通信事業者として携帯通信サービスを提供している。
統計資料では4社の移動体通信事業者が集計する対象となっている。
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