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ペルーのClaro Peruが5Gサービスを商用化、ペルー初の5Gに



ペルーの移動体通信事業者(MNO)でClaroとして展開するAmerica Movil Peruは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2021年3月2日より5Gサービスの提供を開始している。

America Movil Peruは携帯通信事業を中心に展開しているが、まずは許認可の都合から固定通信用途で提供する。

当初はペルーの首都・リマ市の一部が提供エリアとなり、リマ市内の複数の場所で5Gを整備した。

料金プランは1種類を用意しており、月額料金は109ペルーソル(約3,200円)で、月間データ通信容量は1TBとなる。

通信速度は最大50Mbpsであるが、データ通信量が所定の月間データ通信容量を超過すると、当月末まで通信速度が下り最大4Mbps/上り最大1Mbpsに制限される。

対応機種は中国のHuawei Technologies (華為技術)製の据置型無線LANルータを用意しており、販売価格は1,499ペルーソル(約44,000円)に設定されている。

据置型無線LANルータは7台の無線LAN機器を同時に接続できる。

ペルーの政府機関で電気通信分野などの規制を司る運輸通信省(Ministry of Transport and Communications:MTC)は2021年2月28日付けで理事会決議としてAmerica Movil Peruに3.5GHz帯を使用した固定通信サービスの提供を許可した。

America Movil Peruは運輸通信省の許可を見据えて5Gの基地局を設置していたため、許可を受けてわずか2日で5Gを商用化することになった。

運輸通信省の許可の通り固定通信用途に限定しており、周波数は3.5GHz帯を使用する。

5Gの無線方式はNR方式で、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、NR BandはFR1のn78となる。

n78は世界で最も導入事例が多いNR Bandであるが、これまでに北米、中米、南米、カリブ海諸国を含めた米州ではn78を導入していないため、米州で初めてn78を採用した。

なお、America Movil PeruはメキシコのAmerica Movilの完全子会社で、ペルーでは最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

これまで、無線方式は第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、LTE方式を導入しており、2019年12月末時点で人口カバー率はGSM方式が87%、W-CDMA方式が81%、LTE方式が75%となっている。

Claro Peru

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