中国の5G加入件数が3億件超に、中国聯通が初公表

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中国の2020年12月末時点における第5世代移動通信システム(5G)の加入件数が3億件を超えたことが分かった。

中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Mobile (中国移動)として事業を行うChina Mobile Communication (中国移動通信)、China Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)、China Telecom (中国電信)の2020年12月末時点における携帯通信サービスの加入件数および5Gの加入件数が判明している。

なお、China Mobile Communicationの加入件数は親会社で中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)が月次データ、China United Network Communicationsの加入件数は親会社で中国のChina United Network Communications Group (中国聯合網絡通信集団)が2020年通期の業績説明会、China Telecomの加入件数は親会社で中国のChina Telecommunications (中国電信集団)が月次データを通じて公表した。

携帯通信サービスの加入件数はChina Mobile Communicationが9億4,191万8,000件、China United Network Communicationsが3億581万1,000件、China Telecomが3億5,102万件、合計で15億9,874万9,000件となった。

このうち、5Gの加入件数はChina Mobile Communicationが1億6,500万3,000件、China United Network Communicationsが7,083万件、China Telecomが8,650万件、合計で3億2,233万3,000件に達した。

参考までに5Gの加入率はChina Mobile Communicationが17.5%、China United Network Communicationsが23.2%、China Telecomが24.6%、全体で20.2%である。

また、移動体通信事業者別の占有率はChina Mobile Communicationが58.9%、China United Network Communicationsが19.1%、China Telecomが22.0%となり、概ね最大手のChina Mobile Communicationが約60%、残りの2社がそれぞれ約20%ずつを占める状況となっている。

5Gに限定した移動体通信事業者別の占有率はChina Mobile Communicationが51.2%、China United Network Communicationsが22.0%、China Telecomが26.8%となる。

China Mobile Communicationに関しては2021年1月時点の月次データも公表しており、携帯通信サービスの加入件数は9億4,086万1,000件、そのうち5Gの加入件数は1億6,897万1,000件に達している。

中国における5Gの加入件数は5Gを利用できるパッケージに加入した回線数を意味し、5Gに対応した端末で使用していない場合もある。

これまで、China United Network Communicationsは5Gの加入件数を公表しておらず、China United Network Communications Groupの2020年通期の業績説明会で初めて公表した。