楽天モバイルとUAE国有事業者Etisalat、RCPに関する覚書を締結
- 2021年03月22日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)はEtisalatとして事業を行うアラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Telecommunications Group CompanyとRakuten Communications Platform (RCP)を活用したモバイルブロードバンド通信およびオープン無線アクセスネットワーク(Open RAN)のリファレンスデザインを開発することで覚書を締結したと発表した。
Rakuten MobileおよびEmirates Telecommunications Group Companyは合意に基づきEmirates Telecommunications Group Companyの次世代モバイルネットワークのプラットフォームについてリファレンスデザインを開発する予定である。
Emirates Telecommunications Group Companyの次世代モバイルネットワークのプラットフォームはオープンな標準技術、クライドネイティブ、ソフトウェアベースで、インテリジェントかつ安全な運用の実現を目指すと説明している。
また、第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)のユースケースやネットワークのデジタルトランスフォーメーションなどにおける協業も検討するという。
Rakuten Communications Platformは世界中の通信事業者や企業などが安全でオープンなモバイルネットワークを迅速かつ低コストで簡単に構築できるクラウドネイティブなモバイルネットワークプラットフォームで、Rakuten Mobileが開発を進めている。
完全にクラウドネイティブなモバイルネットワークを迅速、低廉、容易に世界中の通信事業者や企業などが構築および展開できるソリューションとなる。
コンテナ技術をはじめとするエンドツーエンドで仮想化されたクラウドネイティブなネットワーク技術と提携企業の技術を組み合わせて開発している。
提携企業が提供する通信事業者向けのアプリケーションおよびソフトウェア、ネットワーク運用システム(OSS)、ビジネス支援システム(BSS)、エッジコンピューティング、仮想化ネットワークの管理機能などRakuten Mobileのネットワークを構成する機能が含まれている。
Emirates Telecommunications Group Companyはアラブ首長国連邦の連邦政府直轄機関であるエミレーツ投資庁(Emirates Investment Authority:EIA)が株式の60%を保有する国有企業である。
本社はアラブ首長国連邦の首都・アブダビ市に所在する。
アラブ首長国連邦では最初のかつ最大手の移動体通信事業者(MNO)で、中東やアフリカを中心に世界各地で事業を行う。
アラブ首長国連邦以外では子会社または関連会社を通じてサウジアラビア(KSA)、アフガニスタン、パキスタン、エジプト、モロッコ、モーリタニア、マリ、コートジボワール(アイボリーコースト/象牙海岸)、ブルキナファソ、トーゴ、ベナン、ナイジェリア、チャド、中央アフリカ、ガボンでも移動体通信事業者として携帯通信サービスを提供している。
携帯通信サービスの加入者は合計で約1億4,900万件に達するという。
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