au HTC EVO 3D ISW12HT レビュー

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au NAGOYAでHTC製のスマートフォン「au HTC EVO 3D ISW12HT (以下、ISW12HT)」を触ったので、簡単にレビューを書いておく。
ISW12HTは3Dに対応したスマートフォンである。
ナビゲーションキーはタッチセンサ方式である。
左からホームキー、メニューキー、クリアキー、サーチキーとなっている。
ナビゲーションキーのレスポンスは良かった。
ディスプレイの上には通知ランプを備える。

リアカメラはツインカメラとなっており、3D撮影に対応する。
カメラの周りには赤色のアクセントが入っていてカッコいい印象である。

サイドには2Dと3Dの切り替えキーが備えられており、カメラを起動中に2D撮影と3D撮影の切り替えが可能である。

静止画や動画を3Dで撮影することが可能である。
3Dコンテンツを共有する場合は、2Dで共有するか3Dで共有するかを選択出来る。
3Dに非対応の端末と3DコンテンツをBluetoothで共有しようとしたら、共有に失敗した。
2Dでは上手く共有出来たので、3Dコンテンツを共有する場合は相手が3D対応端末である必要があるのかもしれない。
3Dコンテンツを2Dに変換しても、特に大きな劣化は見られなかった。

ディスプレイはマルチタッチに対応しており、最大で4点まで同時に検知することが可能である。
タッチパネルの感度や精度は良好である。

標準ブラウザを操作してみた。
マルチタッチやスクロールの操作は滑らかである。
読み込み速度は速く、快適にブラウジングが楽しめた。
標準ブラウザでのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.4; ja-jp; ISW12HT Build/GRJ22) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1

複数のベンチマークアプリで性能測定を行ってみた。
使用したアプリはAntutu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類。
Antutu Benchmarkではトータルスコアが4464、Linpack for Androidのマルチスレッド処理では 58.913～63.576、NenaMak1では45.50、NenaMak2では27.90、Quadrant Standard Editionでは1764だった。

Antutu Benchmarkの詳細なスコア。

Quadrant Standard Editionでのシステム情報。
ISW12HTのFingerprintは下記の通り。
KDDI/htc_shooterk/HTI12:2.3.4/GRJ22/140030.1:userdebug/test-keys

HTCの端末にはハードウェア情報の項目が存在する。

今回レビューしたISW12HTの端末情報は下記の通り。
モデル番号：ISW12HT
Androidバージョン：2.3.4
HTC Sense バージョン：3.0
ソフトウェアの番号：1.03.970.1

ISW12HTは筺体サイズが大きくてズッシリと重みを感じた。
持ち心地はあまり良くなかったが、全体を通してスコスコ動いて良い印象である。
個人的にはHTC Senseが好きで、使いやすいUIであると思った。
ただ、3Dの見え方は期待外れで、特に立体感も奥行きも感じなかった。
3D表示においてはIS12SHの方が良いかなと感じたが、3Dはコンテンツがまだまだなので使う機会も少なそうである。
内蔵されている2Dの動画を3Dへ変換することは一応可能だった。
ただ、3D用に作られた動画ではないので、表示が崩れたりして残念なことになっていた。
3D関連ではあまり良い印象は持たなかったが、ISW12HTは3Dに関係なく快適に動くスマートフォンとして実用的に使えるだろう。
WiMAX方式の通信にも対応しており、高速通信やテザリングが標準で使えるのも嬉しい。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断してもらいたい。
思い出したことがあれば、当記事に追記していく予定である。