中國移動香港、加入件数が500万件に

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中国の国有の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の子会社で香港特別行政区の移動体通信事業者であるChina Mobile Hong Kong (中國移動香港：CMHK)は加入件数が500万件に達したと発表した。

China Mobile Hong Kongが顧客に提供する携帯電話番号を基準として2021年6月16日に加入件数が500万件に到達したという。

香港特別行政区の成立から24年間にわたり香港特別行政区で事業を展開しており、第2世代移動通信システム(2G)から第5世代移動通信システム(5G)まで導入および提供し、顧客規模は継続的に伸長してきた。

加入件数が500万件に達したことは24年間の発展の歴史で重要な出来事で、祝福するための式典も開催した。

また、顧客の長期的な支援に感謝も示しており、製品および料金プランの継続的な最適化に努め、様々な顧客の需要に対応して顧客および社会全体にも還元するという。

China Mobile Communications Groupは中国の政府機関である中国郵電電信総局の携帯通信事業と固定通信事業の分割に伴い携帯通信事業を継承する事業体として誕生した経緯がある。

当時、中国郵電電信総局はChina Telecom (中国電信)を略称としていた。

1997年7月1日に英国(イギリス)が英領香港の主権を中国に返還すると同時に中国の一部として香港特別行政区が成立しており、中国郵電電信総局は1997年9月3日に香港特別行政区でChina Telecom (Hong Kong) (中國電信(香港))を設立した。

中国郵電電信総局の携帯通信事業を承継する事業体として1997年7月22日にChina Mobile Communications Groupを設立し、2000年4月20日にChina Mobile Communications Groupとして営業を開始したことで、China Telecom (Hong Kong)は2000年6月28日に社名をChina Mobile (Hong Kong) (中國移動)に変更しており、さらに2006年5月29日には社名をChina Mobile (中國移動)に変更している。

China Mobileは2006年3月28日に香港特別行政区の移動体通信事業者であるChina Resources Peoples Telephone (華潤萬衆電話)の子会社化を完了し、China Resources Peoples Telephoneが携帯通信事業を担当する事業会社として機能する。

China Resources Peoples Telephoneは2006年4月10日に社名をChina Mobile Peoples Telephone (中國移動萬衆電話)に変更し、2008年12月5日に社名をChina Mobile Hong Kong (中國移動香港)に変更しており、2008年12月5日以降は12年半以上も社名の変更を実施していない。

China Mobile Hong Kongは英領香港の時代である1994年6月28日にAsset Strongとして設立されており、1994年9月15日に社名をPeople’s Telephone (人民電話)に変更し、中国語の社名も設定した。

1995年2月16日には英語の社名に変更はなく、中国語の社名を萬衆電話に変更しており、2004年2月25日にChina Mobileによる子会社化が完了時の社名に変更している。

仮想移動体通信事業者(MVNO)への提供に係る回線を除く香港特別行政区の移動体通信事業者の加入件数は2021年3月末の時点でCSL Mobile (香港移動通訊)が460万5,000件、Hutchison Telephone (和記電話)が327万9,000件、SmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)が280万件である。

集計の時期および加入件数の増減の傾向を考慮しても、加入件数を基準にChina Mobile Hong Kongが香港特別行政区で最大の移動体通信事業者となっている。