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台湾大哥大、5Gの商用化から1年で加入件数が80万件に



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるTaiwan Mobile (台湾大哥大)は第5世代移動通信システム(5G)の商用化から1年で5Gの加入件数が80万件に到達したことが分かった。

Taiwan Mobileは5Gの商用化から1周年を迎えたことで、5Gの展開に関する実績を公表している。

5Gの加入件数は順調に伸長しており、2021年1月には50万件、2021年6月には80万件に達した。

予想を上回るペースで5Gの加入件数が増加しているという。

Taiwan Mobileは2020年7月1日の0時(国家標準時間)に5Gを商用化したため、5Gの加入件数は5Gの商用化から1年で80万件となった。

周波数は700MHz帯および3.5GHz帯を使用しているが、高速通信を実現できる3.5GHz帯で整備した5Gを真5Gと呼称している。

真5Gの基地局は2020年12月末までに6,000局を開設しており、すべての行政区のうち90%の行政区で真5Gの基地局を開設した。

5G向け周波数としては3.5GHz帯および28GHz帯を取得したが、まずは3.5GHz帯と第4世代移動通信システム(4G)向け周波数として取得した700MHz帯で5Gの整備を進めている。

5Gの無線方式はNR方式を採用する。

NR Bandは700MHz帯がFR1のn28で、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

700MHz帯では728~748MHzおよび783~803MHzの20MHz幅*2を保有するが、738~748MHzおよび793~803MHzの10MHz幅*2を4GのLTE方式からNR方式に転用し、728~738MHzおよび783~793MHzの10MHz幅*2でLTE方式を維持している。

LTE方式は帯域幅を20MHz幅*2から10MHz幅*2に縮小した。

NR方式とLTE方式で動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)が標準化されている周波数であるが、DSSは実装していない。

3.5GHz帯では3510~3570MHzの60MHz幅を保有しており、完全にNR方式で使用している。

帯域幅が狭い700MHz帯の5Gでは高速通信の実現が難しいが、帯域幅が比較的広い3.5GHz帯の5Gでは高速通信を実現できるため、3.5GHz帯で整備した5Gを真5Gと呼称する。

なお、28GHz帯では29300~29500MHzの200MHz幅を保有するが、28GHz帯の使用は開始していない。

通信設備はフィンランドのNokia Solutions and Networksより調達している。

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