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韓国のKT、水原市で28GHz帯の5G実証サービスを実施



韓国の移動体通信事業者(MNO)であるKT Corporationはミリ波(mmWave)の28GHz帯の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)の実証サービスを展開すると発表した。

韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)と進行する28GHz帯の実証プロジェクトの一環として展開するという。

KT Corporationは京畿道の道庁所在地・水原市に所在する水原総合運動場野球場で28GHz帯を使用して5Gを整備し、様々なサービスの実証を行う。

水原総合運動場野球場には28GHz帯 5G体験館とスカイボックスを開設する。

28GHz帯 5G体験館では28GHz帯の5Gに対応した通信設備の展示や説明などを実施し、スカイボックスでは28GHz帯の5Gに対応したスマートフォンのデモンストレーションなどを実施する計画である。

水原総合運動場野球場はKT Corporationの完全子会社で韓国のKT Sportsが運営する韓国プロ野球の球団であるKTウィズの本拠地で、命名権を取得して水原市KTウィズパークと呼称している。

当初の計画では28GHz帯の5Gの実証サービスは2021年7月13日から2021年7月15日まで実施する方向で調整を進めてきた。

しかし、韓国政府は水原市を含めた首都圏を対象として社会的距離の確保に係る措置を2021年7月12日から2021年7月25日まで第4段階に引き上げることを発表した。

そのため、KT Corporationは時期と内容を変更して展開することになった。

韓国の移動体通信事業者各社は28GHz帯の実証プロジェクトとして韓国各地で28GHz帯の5Gを使用して個別に様々な実証を進める計画である。

KT Corporationは2021年9月に韓国の首都・ソウル特別市、2021年10月に水原市で28GHz帯の5Gの実証サービスを追加で展開することも決定している。

科学技術情報通信部は5G向け周波数として28GHz帯のほかにサブ6GHz帯の3.5GHz帯を移動体通信事業者に割当した。

韓国のすべての移動体通信事業者は2019年4月に5Gを商用化したが、いずれも3.5GHz帯で5Gの整備を進めている。

28GHz帯は3.5GHz帯と同時に割当したが、28GHz帯は使用を開始していない状況である。

そのため、科学技術情報通信部は28GHz帯の有効活用を模索するために28GHz帯の実証プロジェクトを展開することになった。

なお、韓国の移動体通信事業者が28GHz帯の5Gを商用化する時期は決定していない。

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