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豪州のOptusが旗艦店でミリ波の5Gを整備、東京五輪を中継



シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel)の完全子会社で豪州(オーストラリア)の移動体通信事業者(MNO)であるOptus Mobileは旗艦店のひとつでミリ波(mmWave)の周波数を使用して第5世代移動通信システム(5G)を整備したと発表した。

クイーンズランド州の州都・ブリスベン市に所在し、Optus Mobileが旗艦店として運営するOptus Queen Streetでミリ波の周波数である26GHz帯を使用して5Gを整備したという。

Optus Mobileとしては26GHz帯を使用して5Gを整備した最初の店舗となる。

26GHz帯では広い帯域幅を使用して超高速通信を実現しており、下りの通信速度は4.7Gbpsに達する。

店舗内には40台のディスプレイを設置しており、超高速通信を活用して第32回オリンピック競技大会(2020/東京)の様々な競技や様子を一斉に中継するという。

Optus Mobileは来店者が第32回オリンピック競技大会(2020/東京)の瞬間を見逃すことはないと案内している。

なお、Optus Mobileは豪州オリンピック委員会(Australian Olympic Committee)と提携しており、ブリスベン市は2032年7月23日から2032年8月8日まで第35回オリンピック競技大会(2032/ブリスベン)を開催することが決定した。

豪州では地域ごとに周波数を割当しており、ブリスベン市はブリスベン市と近郊地区を含めたブリスベン都市圏およびニューサウスウェールズ州リズモーがひとつの割当の単位となっている。

Optus Mobileはブリスベン都市圏およびリズモーを対象区域として26GHz帯の800MHz幅を取得しており、Optus Queen Streetでも26GHz帯は800MHz幅で運用できる。

具体的な周波数範囲は26700~27500MHzである。

5Gの無線方式としてNR方式を採用しており、NR BandはFR2のn257またはn258となる。

豪州の移動体通信事業者としては加入件数を基準に最大手のTelstraが26GHz帯でn258を採用することが決定している。

また、Optus Mobileはニューサウスウェールズ州の州都・シドニー市に所在し、旗艦店として運営するOptus George Streetでも26GHz帯を使用して5Gを整備するという。

通信設備はブリスベン市ではフィンランドのNokia Solutions and Networksから調達し、シドニー市ではスウェーデンのEricssonから調達する。

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