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東ティモール(ティモール・レステ)のTelkomcelが2.3GHz帯を取得



東ティモール(ティモール・レステ)の移動体通信事業者(MNO)でTelkomcelとして事業を行うTelekomunikasi Indonesia International (TL)は2.3GHz帯の周波数を取得したことが分かった。

東ティモールの政府機関で電気通信分野の規制を司る国家通信局(Autoridade Nacional de Comunicacoes:ANC)が携帯通信向け周波数の割当を実施し、国家通信局および東ティモールの政府機関である運輸通信省(Ministry of Transport and Communications)の規則に従ってTelekomunikasi Indonesia International (TL)が2.3GHz帯の割当先として正式に指定されたという。

Telekomunikasi Indonesia International (TL)は2021年から15年間にわたり2.3GHz帯の20MHz幅を使用する権利を確保し、東ティモール全土で携帯通信サービスの品質の向上を図ると表明している。

2.3GHz帯で導入する通信方式は指定されておらず、標準化の状況から第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式または第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入することになる見込み。

BandはLTE方式がBand 40で、NR方式がFR1のn40となる。

Band 40とn40の組み合わせでダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)が標準化される予定であるため、将来的にはLTE方式とNR方式の両方を導入することもできる。

Telekomunikasi Indonesia International (TL)はインドネシアのTelekomunikasi Indonesia (Telkom Indonesia)の完全子会社である。

Telekomunikasi Indonesiaはインドネシア政府が株式の52.09%を保有するインドネシアの国有事業者で、インドネシアでは子会社で同国の移動体通信事業者であるTelekomunikasi Selularを通じて携帯通信事業を行う。

Telekomunikasi SelularはTelkomselとして展開しており、東ティモールのTelkomcelとインドネシアのTelkomselは兄弟会社が運営することになるが、一文字違いで混同しないよう注意したい。

TelkomcelとTelkomselはともに語源はTelecommunication Cellularである。

Telecommunication Cellularは東ティモールの公用語のひとつであるテトゥン語ではTelekomunikasaun Celularesで、インドネシアの公用語であるインドネシア語では社名と同じくTelekomunikasi Selularとなり、それぞれの略称がブランドの名称となっている。

TelkomcelとTelkomselは各国の公用語に由来すると認識すれば混同も避けられると思われる。

Telekomunikasi Selularも2.3GHz帯を保有しており、すでにLTE方式とNR方式を導入している。

2021年5月27日に5Gを商用化しており、インドネシアでは最初に5Gの商用化を実現したほか、n40は世界で2番目に導入することになった。

なお、世界で最初にn40を導入した移動体通信事業者は豪州(オーストラリア)のOptus Mobileである。

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