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インドネシアのXL Axiataが5Gを商用化



マレーシアのAxiata Groupの子会社でインドネシアの移動体通信事業者(MNO)であるXL Axiataは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

当初より2021年8月中旬に5Gを商用化する予定と案内しており、インドネシアの政府機関で電気通信分野の規制を司る通信情報省(Kementerian Komunikasi dan Informatika:Kominfo)から2021年8月12日付けで5G運用資格証明書を取得できたため、予定通りに2021年8月18日に5Gの提供を開始することになった。

まずは西ジャワ州の州都・バンドン市およびデポック市の一部と4店舗のXL Centerが5Gの提供エリアとなる。

インドネシアの首都・ジャカルタ首都特別州の南ジャカルタ市、バンドン市、ジョグジャカルタ特別州の州都・ジョグジャカルタ市、東ジャワ州の州都・スラバヤ市に所在する一部のXL Centerで5Gを利用できる。

南ジャカルタ市ではXL Axiataの本社が所在するXL Axiata Towerに併設されたXL Centerで5Gを整備している。

ポストペイド回線とプリペイド回線の両方で5Gにアクセスすることが可能である。

第4世代移動通信システム(4G)に対応したSIMカードであれば5Gにも対応しているため、4Gを利用できる場合はSIMカードの交換は必要ない。

5Gの商用化に伴い1日間に限定して25GBのデータ通信を無料で利用できるプランを特別に提供しているが、5Gを整備した4店舗のXL Centerに限り申し込みを受け付ける。

5Gに対応した携帯端末も案内しており、当初は中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のPOCO M3 Pro 5GおよびRedmi Note 10 5Gが5Gに対応する。

中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X3 Proおよび中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)製のvivo V21も5Gに対応する予定であるが、具体的な時期までは公表していない。

5Gの無線方式はNR方式を採用しており、4GのLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

周波数はサブ6GHz帯の2.1GHz帯および1.8GHz帯を使用しており、NR Bandは2.1GHz帯がFR1のn1で、1.8GHz帯がFR1のn3である。

2.1GHz帯および1.8GHz帯はLTE方式で使用する既存の周波数であるが、LTE方式と周波数を動的に共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装してNR方式も導入することになった。

これまでに、インドネシアの移動体通信事業者としては2社が5Gを提供している。

そのため、XL Axiataはインドネシアの移動体通信事業者としては3番目に5Gを商用化した。

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